アイダ設計と日本の伝統的な住宅
アイダ設計の住宅のほかに、私にはあこがれている住宅があります。古くから伝わる伝統、日本家屋です。
町屋などの伝統的な住宅形式はもう繁華街などではほとんどみられませんが、京都など、伝統が色濃く残る都市には日本家屋が点在しています。
当時、今ほど住宅の建築技術がなかったころに多くの日本家屋が建てられました。寄せ木細工のように、木材を決められた形に切ってそれを組み合わせ作る、という方法は細かい作業が得意な日本人ならではの作り方だと思います。
だからか、日本は江戸時代などに盛んに作られたからくり人形が多くあります。
糸を引いたら人形が歩いたり、太鼓を鳴らして音を出したりなど、機械が当たり前の最近では考えられないほど高等な技術が、すでにあったと考えるとこれはすごいことです。
その技術が生かされつつ、現代に生まれた技術も取り入れられているのが今の住宅です。
だからより安心で安全な住宅となっています。
しばしば地震などの災害が起こるたびに住宅は倒壊しましたが、それを教訓にどんどん頑丈な家が建てられています。もしかしたら日本の住宅は、世界でも一、二を争うほど頑丈な家なのかもしれませんね。
アイダ設計は私たち一人一人のことを考えた住宅を作ってくれます。住宅を作る人が住む人のことを考えるのは、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
住宅に対する情熱や信頼を、未来に引き継いでいくべきだと思います。
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